AIが生成した動画の保存先|NASと外付けSSDの使い分け
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こんな人向け
- AIで生成した動画・画像素材が増え続けてストレージが逼迫している
- 外付けSSDだけで運用していてファイルの置き場所が分からなくなっている
- 作業用と保管用の保存先を分ける運用ルールを決めたい
AIで動画や画像を生成する量が増えると、あっという間に本体のストレージが足りなくなる。外付けSSDだけで運用していると、どのファイルがどこにあるか分からなくなり、探す時間が発生する。生成した素材を「とりあえず」外付けSSDに保存し続けているうちに、SSDが何台にも増えてしまった、という状態に心当たりがある人も多いはずだ。
保存先を分ける発想を持たないまま容量が増えていくと、後から整理し直す作業がかなりの手間になる。数ヶ月分の素材をまとめて整理し直すのは、日々の作業の合間に手をつけるにはあまりに重く、結局手つかずのまま容量だけが圧迫されていく、という悪循環に陥りがちだ。最初に運用ルールを決めておくことで、この手間を避けられる。
結論:外付けSSDを作業用、NASを保管用に分ける

琥珀
作業用と保管用を分けておくと、あとの整理がぐっと楽になるみたいです。素材が増えてから悩むより、先にルールを決めておくと安心ですね。
このページで扱う構成は、外付けSSDとNASの2段構え。作業中の素材は外付けSSDに置き、完成した素材や過去の生成物はNASにまとめる。AIクリエイターセット全体の総額は次を参照。
環境の全体像:作業用と保管用を分ける
外付けSSDは読み書きが速く、動画編集中のファイルを置くのに向いている。一方でNASは容量あたりの価格が安く、複数の機器からアクセスできるため、完成した素材を長期間置いておく保管用に向く。この2つを同じ用途で使うと、SSDの容量がすぐ埋まるか、NASの読み書き速度が編集作業のボトルネックになるかのどちらかが起きる。
役割を分けるという考え方は、モニターの使い分けやマイクの選び方と同じで、この記事シリーズ全体を通じて繰り返し出てくる原則でもある。1つの機材に複数の役割を持たせようとすると、どの用途に対しても中途半端な性能になりやすい。保存先も例外ではなく、速さを求める場所と、容量と安さを求める場所を最初から分けておくことが、長期的な運用のしやすさにつながる。
机の下に置く NAS(ネットワークストレージ)。MacBook 複数台で共有ストレージを使え、バージョン管理・自動バックアップが可能。小規模スタジオの中枢。
- ベイ数2ベイ (HDD/SSD 対応)
- CPUquad-core
- ネットワーク1GbE
- 対応 OSmacOS, Windows
- 2ベイ構成で、ハードディスクを追加すれば容量を増やせる
- RAID 1 設定にすると、ディスク1台分の容量を使う代わりに、1台が壊れても自動復帰できる
- Mac Time Machine 対応で、自動バックアップが可能
- 本体価格とは別にハードディスクを購入する必要があり、合計費用は本体価格より高くなる
- セットアップに 1〜2 時間、初期化・RAID 設定が必要
- もう一段上なら10GbEとNVMeで読み書きが速い。大きなモデルを直接読むなら
複数のハードディスクを組み込んで使う保管用の機器。過去に生成した動画・画像素材をまとめておく場所として、本体のストレージや外付けSSDより低コストで容量を確保できる。家族や複数の端末からアクセスしたい場合にも対応しやすい。
小型で 2TB の大容量、動画ファイルのバックアップや、MacBook から外出先への動画持ち出しに使える。USB 3.2 Gen2x2 対応で高速転送。
- 容量2TB
- インターフェースUSB 3.2 Gen2x2
- 耐久性耐衝撃設計
- 3.5万円で 2TB、1TB あたり 1.75万円と容量単価が安い
- USB 3.2 Gen2x2 対応で、外付けHDDよりも大幅に高速な転送ができる
- サイズが小さく、ポケットに入る持ち運び性
- ポータブル SSD は消費電力が少ないが、落下衝撃に弱い(ケース別売)
- 発熱がある程度ある(連続大容量転送時に熱くなる)
編集作業中の素材を置く用途に向く、持ち運べる外付けSSD。作業が終わった素材は定期的にNASへ移す運用にすると、容量を圧迫しない。月に1回など、移す作業のタイミングを決めておくと運用が続けやすい。
高性能GPU搭載で、大規模な動画レンダリングや機械学習の学習を自分のマシンで回す人向け。AIエージェント3体以上の同時実行も楽。
- CPUApple M4 Max
- メモリ36GB
- ストレージ512GB SSD
- サイズ約197×197×96mm
- 外部ディスプレイ最大4台
- 36GBメモリとM4 Maxで複数AIエージェント+開発環境が高速に動作
- 高性能GPUで動画レンダリングが数倍高速
- 机の上に置ける堂々としたデザイン
- 36万円は個人では最高クラスの投資
- 持ち運べないので外出先作業には別機が要る
生成と編集を並行して行う本体。NASと外付けSSDを併用する前提でも、本体側のストレージに余裕を持たせておくと作業が止まりにくい。
予算別の落とし所
〜10万円なら外付けSSDを容量の大きいものにして、こまめに整理しながら運用する。〜15万円ならNASを足して保管用と作業用を分ける今回の構成に近づける。生成する素材の量が月に数百GBを超えるようになったら、NASの容量そのものを見直すタイミング。最初にハードディスクの容量を大きめに選んでおくと、後から入れ替える手間を省ける。
注意点

琥珀
NASは導入してすぐ自動でバックアップされるわけではないようです。どう運用するか、最初に少しだけ決めておくと後が楽になると思います。
NASは初期設定にある程度の手間がかかり、買ってすぐ使えるものではない。生成する素材の量がまだ少ないうちは、外付けSSD1台の運用で十分なことが多い。増え方を見てから、NASを足すかどうかを判断しても遅くない。
また、NASを導入したからといって自動でバックアップされるわけではない。どのデータをどのタイミングでNASに移すか、運用のルールを自分で決めておく必要がある点は購入前に理解しておきたい。ルールを決めずに導入すると、結局「とりあえず入れておく場所」が増えるだけになり、外付けSSDのときと同じ整理の問題を繰り返すことになる。
フォルダ構成を最初に決めておくことも重要になる。生成した日付や案件名でフォルダを分けておくと、後から特定の素材を探すときの手間が大きく減る。素材が少ないうちは適当に保存していても困らないが、数百GBを超えたあたりから、命名規則の有無が作業速度に直結してくる。
保管用のNASは、ハードディスクが故障した場合に備えて複数台構成にしておくと安心できる。1台構成で運用していて、故障とともに素材ごと失った、という話も少なくないため、保管用途で使う場合は冗長性のある構成を選んでおきたい。
クラウドストレージとの併用も選択肢に入る。NASを自宅の保管庫、クラウドを万一のバックアップ先として二重に持っておくと、火災や盗難といった物理的なリスクにも備えられる。すべてをNAS1台に集約するより、保険をかけるという発想で環境を組んだ方が安心できる。
この記事で組んだ環境一式
キット・creator
AIクリエイターセット
AIで動画・画像を作るなら、書き出し待ちのない環境から
- 画像生成・動画書き出しでPCが止まらない
- 色を見て判断できるモニターで作業する
- 素材が増えても保存先に困らない
総額目安 約47.1万円(商品6点)
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